認められなかった二次創作設定

ホメロスの性懲りもなく影として現れてグレイグと和解するところ、その強引で愚直であまりスマートとは言えない泥臭い生き方好きだから、それで決着した、ホメロスの生き様はこうだ!て思ったから、受肉ていう選択肢は有り得ないと思った。だってそんな生き恥、ホメロスにしてほしくない。これ以上辛い目に会って欲しくない。永遠なんてないし、いつだってグレイグの求めるホメロスであり続けるなんて辛いよ。他人に場所を与えてもらうのは生きづらいよ。ホメロスが生きてくれさえすればいい、とかもだめだ。どうしたって生き方には表と裏があってすべてを理解されるわけないし。普通に騎士として生きてあんな息苦しい思いをして闇堕ちしちゃうんだから、誰かに依存した生き方なんてしたら本当に裏切られたときが辛いと思うし、何も信じられないし誰にも相談できない男だからグレイグ相手にも言わない選択をする男だと思う。グレイグが裏切る男だと思ってるわけではないけど、人間誰しも誰かの期待どおりには動いてくれないという意味で、ホメロスの意向にそぐわないことをすることもあると思う。ていうかあんなにプライド高い矜持を持った男にリスタートさせるなんてホメロスじゃない。ホメロスらしくないと思ってしまうんだ~!このらしい、らしくないにホメロスは生前悩まされて誰にも相談できず闇堕ちしたとこもあると思うけど、受肉して腹わって話したぞ!今後一生永遠仲良しだ!とはならんだろ。というか好きな人にすべて話したくないよ、知りたいという気持ちは分かるけど、綺麗なとこだけ見て欲しいよ。だからホメロスはグレイグにお前の憧れたオレであってくれ、て完全を求めてると思うよ、あの金色の光になったときに。うーん泥臭く意地汚く歯食いしばって生きてきた、闇堕ちしてなおグレイグに執着し続けたホメロスだから恥を忍んで受肉というのもあるのか?もうわけわからんくなってきた。でも最後の矜持として金色の光になったのが美しい終わり方だと思うんだよな、ホメロスの求めた騎士としての姿をグレイグが認めてくれていたと分かったあの微笑みがさ…一生グレイグの心臓に突き刺さる杭であって欲しいんだよ。綺麗な思い出だけがいいんだよ…。

受肉という設定、グレホメラブラブ妄想にはいいけどホメロスのことを考えると本当に辛かった。生き恥だと思った。ずっと言いたかった。だからグレイグが死ぬ話は2冊同人誌にしたし、受肉設定は一回も描いてない。グレイグは死ぬべきだと思ったから、ホメロスとグレイグが対等になれるのはそこからだと思ったから。自分が認められなかったから描けなかっただけで読む分には好きな作品はある。生命力があっていいと思う。でも自分がってなるとちがう!て描く気にならなかった。